当院中庭には、創設者川室道一の父市十郎が信仰していた米山薬師を祀った薬師堂があります。
当院は昭和20年まで眼科を標榜しており、遠くは刈羽地方(新潟県中越地方)や長野県から患者さまが回復を願ってお越しになりました。治療を終えた方が快気のお礼として晒にお経の念仏などを書き記した幟旗をお薬師に奉納していかれたそうです。
毎年、4月には当時奉納された幟端を飾り、米山寺密蔵院-真言宗(上越市柿崎区)のご住職をお招きし、こころ病む人が一日でも早くご回復されるよう薬師祭を執り行っています。